国産ウイスキーの父

今やウイスキー酒好きに最も喜ばれる国産ウイスキー。大正時代に誕生した国産の歴史を語るには生みの親として二人の人物の名を挙げなければならない。一人は寿屋(現サントリー)創業者、鳥居信治郎。もう一人はニッカウヰスキーを創業した竹鶴政孝である。

1911年に日本はそれまで続いていた関税自主権を回復し、諸外国から低い税率で輸入されていた洋酒にも高い税金をかけられるようになった。この頃、本格ウイスキーの必要性を感じていたのが鳥居であり、若い竹鶴をスコットランドへ留学させている。

そうして1923年に国産ウイスキーの二人の父は二人三脚で日本初となる蒸留所建設をスタートさせた。

どちらが欠けても、現在のジャパニーズウイスキーは存在していなかった時言っても過言ではないであろう!

左が鳥居氏 右が竹鶴氏